口から入った食べ物は、食道から胃をぬけて小腸を通って大腸へたどりつきます。そして大腸で『うんち』となって排泄されます。そんな『うんち』を終わると同時に流していませんか?便通はある意味では、その人の生活や食事のパターン、ストレス状態などを語っていると言えます。
今回は私たち自身の貴重な体内情報の『うんち』についてクローズアップしたいと思います。
『うんち』は何で出来ているか!?
健康な人の『うんち』は80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜です。わずか1gの『うんち』に、約1兆個の腸内細菌が含まれています。
あなたの『うんち』はどのタイプでしょうか?
- 水分:75-80%
- 色:黄色~黄褐色
- 量:バナナ2-3本
- 臭い:きつくない(赤ちゃんのは、ビフィズス菌が多いので甘酸っぱい臭いがする)
- 硬さ:練り歯磨き程度
- 排便:いきまずにストーンと気持ちよく出る。軽く水に浮くとベスト
- 状態:善玉菌が優位で健康
- 水分:60%で硬い
- 色:黒褐色
- 量:少ない
- 臭い:ツンとした悪臭
- 硬さ:硬い、肛門に傷がつくことも
- 排便:強くいきむ、残便感もある
- 状態:悪玉菌が優位で便秘を併発気味、食物繊維や水分を摂ること
- 水分:85%でゆるい
- 色:黒褐色~黒色
- 量:うどん3本程度
- 臭い:きつい
- 硬さ:柔らかい
- 排便:1度には出ず数回に分けで出ることも、残便感ある
- 状態:腸周りの筋肉や腹筋不足、悪玉菌が優勢
理想の『うんち』のつくるには!?
あなたの『うんち』はどのタイプだったでしょうか?理想は『バナナうんち』です。そのつくり方を記してみます。まず食物繊維をとることが重要です。食物繊維は腸内に残った食べカスをまとめて排出させてくれるのですが、現代人は食物繊維が不足しがちと言われています。1日の食物繊維摂取量は、成人男性20g以上、女性18g以上が理想的。しかし実際は平均14.2gしか取れていないそうです。摂取量の目安として、アボカド半個、納豆1パック半、キウイ1個半、いずれも5gとれるそうなので、普段の食事にプラスしてみるといいかもしれません。
また、善玉菌を育てるために、毎日ヨーグルトを300g以上食べるのがいいそう。空腹時は、胃酸に菌がやられてしまうので、食後が効果的だそうです。さらにカイロプラクティックで骨盤背骨のバランスを整え神経の正常な働きを取り戻すことで胃腸の動きが活発にすることができます。
参考資料:病気にならない生き方で、なる病気(ブックマン社 辨野義己著)
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